先週の連休中はDVD観ながらエアロバイクしてたんだけど、どうも期待外れの映画ばかりで。
・「猿の惑星: 創世記」(監督・ルパート・ワイアット)
期待したオレがいけないのでしょうが、あまりにも退屈な映画でエアロバイク漕ぎながら眠りそうになった。
・「4デイズ」(監督・グレゴール・ジョーダン)
これも何が言いたいのかさっぱりわからない映画だった。
アメリカとイスラム間の憎しみの連鎖を皮肉りたかったのかな?
・「アンストッパブル」(監督:トニー・スコット)
さすがトニー・スコット! これは最高に面白い娯楽映画だった。
トニー・スコットで外す映画はまず無いね。

(Ricoh GR Digital IV)
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「海角七號」。2008年の臺灣映畫。
臺灣で大ヒットした映畫。臺灣で一人修行した田中千絵さんの出世作でもある。
久しぶりにいい映畫を観た。
正直、ラストの「野ばら」の子供たちの合唱の歌声で涙が出た。
この映畫は、臺灣から臺灣を見捨てた日本への熱い想いのメッセージである。
茂爺さんがステージから投げたタンバリンは戀文である。
確かに誰かがタンバリンを受け取つたが、それは日本か支那か。
日本人は絶對に観なければならない映畫である。
この脚本は見事だ。
但し完璧ではない。
稚拙な表現やゴリ押しの展開も目に付く。
それでも絶對に観なければならない。
童は見たり 野なかの薔薇
清らに咲ける その色愛でつ
飽かずながむ
紅にほふ 野なかの薔薇
手折りて往かん 野なかの薔薇
手折らば手折れ 思出ぐさに
君を刺さん
紅にほふ 野なかの薔薇
童は折りぬ 野なかの薔薇
折られてあはれ 清らの色香
永久にあせぬ
紅にほふ 野なかの薔薇
ああ、臺灣に行きたい・・・

(Canon EOS 5D Mark II w/Carl Zeiss S-Planar T* 60mm F2.8 AEWG)
涙そうそう焦がししょうゆら~油で餃子を食う。
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いやあ、また凄い映画を観てしまったのだ。
「
エミリー・ローズ 
」。
原題は「The Exorcism of Emily Rose」、「エミリー・ローズの悪魔祓い」。
そう、エクソシストの映画です。
この映画は、1970年代に
実際にドイツで起きた事件が基になっています。
ある女性が悪魔に取り憑かれたかのような症状を発症し、医学治療を試みるも症状が改善せず、
本人と親が神父に悪魔祓いを依頼するが、女性は死んでしまった。
検察は神父を保護責任者遺棄致死罪で告訴したというもの。
このドイツでの実話を基に舞台をアメリカに移し替えた映画です。
見所はなんといってもエミリーを演ずるジェニファー・カーペンターの圧巻の演技。
もの凄いですっ!
悪魔に取り憑かれた(?)エミリーの顔が怖いのなんの。
「
エクソシスト
」のように首が回ったりはしないけど、その表情だけで十分怖いです。
さて、エミリーは病気だったのか、悪魔に取り憑かれたのか?
裁判の判決は・・・?
お薦めの映画です。

(Canon EOS 5D Mark II w/Carl Zeiss Planar T* 135mm F2)
今度午前3時に目が覚めたら・・・
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平日は毎日朝5時からDVDで映画を観ています。
「ダイアナの選択」(THE LIFE BEFORE HER EYES)
は2008年度作品。
映画というのはいくらでもアイデアが出てくるものなんだな、と感心しました。
この映画もネタバレでは全く面白く無くなってしまうので、ストーリーもあまり紹介できません。
学校内の銃乱射事件に巻き込まれた高校生ダイアナと、その15年後30代になったダイアナの姿が交互に映し出される。
一つ一つの映像も美しい。
ストーリーのフレームワーク全体がアイデアの賜物だが、アイデアがアイデアだけにムリがあるようにも感じます。
それでも、そのアイデアの素晴らしさが些細な矛盾を覆ってしまっているようです。
でも、高校生のダイアナと30代のダイアナは容姿に違いがあり過ぎ(笑)。
もしかして、このキャスティングはわざとそうしたのかなぁ。
いずれにせよ、お薦めの映画であることは間違いありません。

(Canon EOS 5D Mark II w/Carl Zeiss Planar T* 135mm F2 MMWG)
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映画に関する記事は久しぶりなんですけど、でも映画はほぼ毎日観ております。
昨日DVDで観たのがデヴィッド・リンチ(David Lynch)の「
マルホランド・ドライブ
」(Mulholland Dr.)。
2001年の作品。
夢を果たせなかった女の悲しい物語。
いわゆる「ワケワカ映画」です。
何が何だかわかりません!
映画が終わって、最初の一言は「はぁ!?」です。
しかし、この映画は、「ある事」に気がつくと、ほぼ全ての映像に辻褄が合いすっきりします。
決してシュールなストーリを楽しむ映画ではなく、
むしろ、きわめてリアリティ、そう、人生のリアリティを強烈に皮肉った映画と言えるでしょう。
これはヒントですが、その「ある事」はファミレスでの二人の男の会話と代金を会計するシーンでわかります。
このシーン、よ~く、観てください。
そう、このファミレスをはじめ、一連のシーンは○○○○○です。
2度目の鑑賞でわかります。
この映画は、「映画の都、ロス・アンジェルスでその夢を果たせなかった、ある女の悲しい物語」であると。
シレンシオ・・・
黙祷・・・

(SIGMA DP2)
主演のナオミ・ワッツ(Naomi Watts)の超名演が素晴らしかった。
私の好きな映画の一つになりました。
是非ご覧ください。
お薦めの映画です。
PS
注意:でも子供は鑑賞禁止。女の裸も人殺しのシーンもあります。
ま、あたしはそんな映画が子供の頃から好きでしたけどね。
\(^o^)/
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「
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
」を観た。
映画としての出来はそれ程でもないが、
事実に基づいて描かれた連合赤軍の経緯とおぞましい仲間同士の連続殺人の様子が詳細に描かれた見所のある映画である。
山岳ベース事件と呼ばれた12人の仲間を「粛正」する様は、私にとっては正にオウム真理教と同じ異常なカルト集団そのものであった。
不気味である。
「自らを共産主義化できていない」と見なされた仲間を次々に暴行し殺していく数々のシーンは残虐で見るに耐えない。
女性さえもリンチの対象であり、実際に山岳ベース事件で殺された12人のうち4人は女性であった。
そして赤軍幹部でさえ粛正の対象となったのである。
しかし、全体を通してこの映画は左派過激派を美化しているようにも感じた。
この映画を観て、安保闘争から連合赤軍、日本赤軍に至る歴史をWebで調べてみたが、
結局、彼ら・彼女らは妄想に駆られたカルト集団に過ぎなかった。
「あの時代の若者たちは思想と行動があった」などと言う人達もいるが、
私からすればやはり左翼は実現不可能な社会を妄想する異様で不気味な存在である。
この映画を観ながら、改めて私の長年の疑問を思い出した。
「何故共産主義者は仲間や自国民を殺すのか?」
共産主義者は、中共・ソ連・北朝鮮・ポルポト、みんな自国民・同士さえも殺してしまうのである。
人間は欲望によって社会を発展してきたのであり、欲望が学問と技術を高めてきた。
欲望が産業を生み出し暮らしを豊かにして来たのである。
それによって失ったものも多いとは言え、決して過去に戻ることはできず、
おそらくは、将来、人間の欲望が人類の破壊に導くのであろう。
いずれにせよ、人間社会の変化は人間の本能によってなされているので、これを理論・理屈で制御することはできない。
したがって、自由主義に反した共産主義社会を実現するためには、社会に所属する全ての人々が人間の本能を押さえ込まなければならず、
当然これは不可能であるから、欲望を認めない共産主義に従うことができない者は抹殺するしか無いのである。
したがって共産主義社会を実現するには恐怖政治しか手段が無い。

左翼を描く映画制作は難しいと思う。
馬鹿どもは馬鹿なのであるから、馬鹿を事実に正確に描写すれば映画が鑑賞に耐えないものになってしまい、
時代の懐かしさを追えば馬鹿どもを美化せざるを得なくなり、しかしこれは事実ではないからリアリティを失ってしまう。
この映画はこの二つの面を行ったり来たりしている。
しかし、「
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
」は一度は観ておくべき重要な映画である。
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「
宣戦布告
」は、2002年の日本映画。
福井県に上陸し山中に潜伏した「北」の特殊部隊と現地警察・自衛隊の攻防戦。
憲法や法律の壁に阻まれた「戦争が出来ない国」である日本は何も手が出せない。
自衛隊の出動も、「法的根拠が曖昧」とか、外務省が「中国や韓国を刺激する」と大反対するため、政府はなかなか決断できない。
ようやく自衛隊が出動しても攻撃許可が下りず、手榴弾一つ使うにも政府の許可が必要だ。
「戦争が出来ない」日本は、自国が侵略されているにもかかわらず手が出せない。
その間に警察官や自衛隊員、民間人までもが次々に射殺されてしまう。
映画としては、冗長や無意味なシーンもあり出来は良くない。
しかし、政治家のやり取りのシーンは、このヘンテコな国をよく表している。

自宅の楓の花が咲いていた。
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パトリス・ルコントのドゴラ
。
2004年のフランス映画。
カンボジアの映像詩。
パトリス・ルコント(Patrice Leconte)はフランスの映画監督。
知ってる人は当然知っているでしょうね。
「ドゴラ」という怪獣みたいなタイトルは、フランスの音楽家エティエンヌ・ペルション(Etienne Perruchon)のオーケストラ楽曲。
本当の話かどうかは知らないが、
この音楽に惚れ込んでいたルコント監督は、プノンペンを歩いていてこの映画を構想したという。
「ドゴラ」をバックに、カンボジアの様々な映像が「カテゴリー」毎にまとめられて流れて行く。
台詞は一切無い。
合唱とオーケストラをバックにしたカンボジアの映像だけである。
オートバイの複数乗り、子供、ゴム園、走るトラック上の大勢の人たち、ゴミ山、縫製工場、・・・
ドキュメンタリー映画ではない。
淡々とカンボジアの景色が音楽と共に流れていくだけである。
何故かクメール遺跡は一切写らない。
しかし、このカンボジアの一つ一つの映像は秀逸の出来映えである。
カンボジアの映像とこの音楽の組み合わせには異論もあると思うが、この映画は必見のレベルにあると思う。

(Nikon D200, AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G IF)
カンボジア関連の皆さま、もちろんどこの写真かわかりますよね?
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スティーヴン・キングの小説を映画化した「
ミスト
」を観た。
原作は読んでいないが、ラストは原作とは全く異なるらしい。
映画の広告では「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」とされている。
この広告文はある程度は正しい。
私はこの広告文を見てラストシーンをいろいろ想像していたが、
このようなラストシーンは思いもつかなかった。
しかし、何かツメがアマいのだ。
あのような状況で霧の中で出かけて行く主人公らの意図が分からないし、
スーパーでオバさんに煽動される人々の様子はキリスト教徒でないと理解できないのだろうか、
震撼のラスト15分前の子供の台詞はわざとらしい(ここでヘンだなと感じはしたのだが)。
まあ、それでもよくできた映画だと思う。
観て損は無いだろう。
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日本映画なんだけど韓国人監督による作品
。
くだらないけど面白く、面白いけどやはりくだらない映画。
未来の自分が過去の自分を守るために作ったロボットをタイムマシンで送り、
そのロボットが可愛い女の子って映画。
「サイボーグ」ってタイトルが付いているけど、純度100%のロボット。
後半で盛り返して欲しいと願って観ていたら、
後半で全てを台無しにしてしまった稚拙な脚本。
東京を壊滅させる大地震が発生したり、未来の日本人が韓国語を話したり、
この韓国人監督は、将来日本を破壊し、日本を韓国の植民地にしてみたいとも思っているのかな。
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「
ファーゴ 
」(Fargo)で感心したコーエン兄弟の作品。
しかし、この邦題「
ノーカントリー
」は意味不明である。
原題は「No Country for Old Men」。
「ノーカントリー」ではこの映画の意図が伝わらない。
邦題を「ノーカントリー」とした担当者はアホである。
映画そのものの評価は分かれるだろうと思う。
殺人鬼の描写を除けば、それほど優れた映画とは思えない。
特に後半の描写は前半に比較して雑で乱暴で省略し過ぎである。
この後半の省略描写が表現の一つとも言えなくもないが、私は気に入らない。
原題のテーマも後半の雑な表現で薄まってしまったように感じる。
しかし、ロボットのような殺人鬼の描写は気に入った。
それだけで観る価値はある映画であるかもしれない。

今日の東京は雨。
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騙し騙されのアルゼンチン映画。
本国では賞を取るほどの人気映画だったらしいが、私はあまり面白い映画だとは思わなかった。
ラストが読めちゃうんですよね、この手の映画は。
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久しぶりに北野武監督の映画を観直している。
「3-4x10月」は、北野武監督の第2作目の作品。1990年。
北野映画はほとんど見ているし、それぞれ記憶に残っているカット(シーン)があるんだけど、映画全体の記憶があまり無い。
小津安二郎監督の映画で好きなものは多くの(ほとんどの)カットの台詞も覚えているくらいだが、
北野映画は何故か私の記憶に残らないのである。
「3-4x10月」も、野球の長い回しがあるという記憶はあったけど、全体がどうしても思い出せなかった。
それに、このヘンテコで思わせぶりなタイトルが気に入らない。
何年ぶりかで「3-4x10月」を観る。
大変面白い。
細かな点では修正を望むところもあるが、映画全体が非常に面白い。
主人公のガソリンスタンドの柳ユーレイは、ヤクザでなくともぶん殴りたくなるような惚け顔だし、
沖縄のヤクザのビートたけしのイカれぶりも楽しいし、
帰りの空港でのダンカンの様子が笑わせるし。
かなり良い映画です。

みんな、北野映画を観よう。
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2002年のアメリカの戦争映画。
原題は「WE WERE SOLDIERS」。
なんで邦題が、しかも英語で「ワンス・アンド・フォーエバー」なのだろうか?
こんな邦題をつける担当者のセンスが情けない。
舞台はヴェトナム戦争。
「アメリカだけでなくヴェトナム正規軍からの視点も描かれている」というコメントもネットに流れていたが、
いやはや、典型的なアメリカ万歳の最低レベルのくだらない映画である。
流石に2000年以降の映画なので、特撮技術による戦闘のシーンだけは圧巻だ。
しかし、ただそれだけの映画。
観る価値無し。
ヴェトナム人が次々に殺されるカットは見るのも辛いが、
アメリカ兵がバタバタと倒されるシーンでは嬉しくて小躍りしてしまう。
しかし、アメリカ軍はこれまで侵略戦争しかしていないから、
兵士も何のための戦うのか納得できないまま戦場に送られたと言うしかない。
この映画には「これで祖国のために死ねる」というアメリカ軍兵士の台詞もあったが、
ヴェトナム戦争もアメリカの国防のための戦争ではないから空しい。

日本も国家予算をつぎ込んで日本中心の大東亜戦争映画を作って世界中で上映してもらいたいところだが。
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来年で20年になるんですね。
ビートたけしの映画監督デビュー映画「
その男、凶暴につき
」。
当時、私は面白いと思ったんだけど、かなり酷評された映画。
しかし、外国で高く評価されると日本の評論家も評価を見直した。
評論家というのは自分で評価できないのかね。
私が面白いと思ったのは、前半は笑いをとるシーンが多いんだけど、段々笑えなくなっていく。
前触れも無い唐突な暴力・発砲。
白竜の冷酷な演技。
ただ、今観ると、いろいろと不満なところがある。
怪我を負ったたけしの顔面に白竜が銃を押し付けるシーンは、それまでの殺しのシーンから見れば長過ぎるし、
川上麻衣子も最初からもっと壊れていて欲しいし、
岸辺一徳が殺されるところも、カットはもっと短くして唐突さを強調して欲しかったし、
ラストもちょっと解せない。
たけしが42歳の時の作品。
とてもデビュー作とは思えない完成度だ。

ラストの秘書が使っているコンピュータ(ワープロ?)には「It's a Sony」ロゴが付いていた。
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原題は「
Amen
」。
「誠に」の意味のヘブライ語。
邦題とは全然違います。
「アドルフ・ヒトラーの洗礼」ってどういうことよ。
戦時下、親衛隊中尉がナチスのユダヤ人大虐殺を知り、
この組織的犯罪を連合国・中立国に告発しようとするがなかなか信用されない。
という映画。
この親衛隊中尉・
ゲルシュタインは実在の人物で、戦後ゲルシュタインの報告書によってユダヤ人大虐殺の詳細が明らかになった。
この映画の特徴は、ユダヤ人が殺害されるシーンがほとんど無いこと(殺人のシーンは1カットだけじゃなかったかな)。
ガス室を使ったユダヤ人大虐殺を告発するというストーリーだが、
そのガス室でユダヤ人が殺害される直接的映像は一切無い。
戦争のシーンも無い。
大勢のユダヤ人が虐殺されている様子は、
走行するユダヤ人輸送用貨物列車を何度も登場させることで表現している。

「ホロコーストは無かった」という否認論者が結構いるが、
カンボジアのポル・ポトの組織的残虐行為同様に、
ナチが作成した虐殺収容所に関する大量の証拠書類が存在する以上、
ホロコースト否認派の承認はできそうにない。
証拠が見当たらない南京大虐殺とは全く違うのである。
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久しぶりの邦画鑑賞。
「
クワイエットルームにようこそ
」。
目が覚めると精神病院の閉鎖病棟で手足を拘束されていた。
登場人物は、病院内外全ておかしな人たちばかり。
特に大竹しのぶが凄い(笑)。
特有のギャグにうんざりもしたが、全体的にかなり楽しむことができる映画だった。
でも、やっぱり見所は主人公の内田有紀だね。
30歳越えても相変わらず可愛いし、
しかも本格的女優として素晴らしい演技をしている。

久しぶりに晴れた。
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あの映画「
メメント(Memento)
」の監督クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan, 1970-)の映画をDVDで立て続けに観た。
鑑賞順に:
・「
インソムニア(Insomnia)
」, 2002
・「
バットマン ビギンズ(Batman Begins)
」, 2005
・「
プレステージ(The Prestige)
」, 2006
・「
フォロウィング(Following)
」, 1998
「メメント」では、時系列を細切れにして再構成する脚本で観る者の頭を混乱させてしまう手法にまさに驚愕した。
クリストファー・ノーランの真骨頂は、まさにこの手法にあるようで、「プレステージ」でもその手法が効果的に活かされていた。
「プレステージ」は、映画としての完成度もかなり高いと思うが、
この映画の基本線であるはずの謎解きが、結局SF映画になってしまっているところが私としては気に入らない。
「インソムニア」は、アル・パチーノだけに注目する映画で、クリストファー・ノーランの作品としては駄作。
「バットマン ビギンズ」も私にとっては駄作。
クリストファー・ノーランの映画では一番出来が悪いと思う。
「フォロウィング」はクリストファー・ノーランのデビュー作である。
サラリーマンだったクリストファー・ノーランが週末だけを使って作り上げた傑作だ。
この映画によってノーランは映画界から注目されることになった。
「メメント」の手法の原点がここにあり、再構成された時系列でアタマが混乱するが「メメント」ほどの混乱は無い。
感心するのは、
映画の構成が実際の時系列でなくともどんでん返しのストーリーを作り上げることができるということ。
脚本には未熟な点もややあるが、それでも「フォロウィング」は、「メメント」と共に映画史上にその名を残す名作と言えるだろう。
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1999年のドイツとハンガリーの共同制作映画。
冒頭、あるVIPの老人の80歳の誕生日パーティがレストランで開かれる。
食事中にその老人が「あの曲を弾いてくれ」とバイオリニストに依頼し、
音楽「暗い日曜日」が流れ出す。
ピアノに置かれた古いモノクロ写真に美しい女が写っている。
老人はその写真に気付き、写真を見る眼ががやがて苦悩に歪み、床に倒れてしまう。
その女の写真がクローズアップされ、シーンは第二次世界大戦時代のハンガリーに戻る。
最初は、その女、イロナを巡る戦争時代を背景にした男たちの物語と思った。
たしかに映画のほとんどの時間はその通りなのだが、最後は一種のサスペンス映画として終えている。
隙も無く、なかなか良いお薦めの映画だ。

「
暗い日曜日
」:★★★★☆
それにしても、イロナ、いい女だなぁ・・・
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教師をぶん殴って裁判所により自宅謹慎を命じられた高校生が、
暇つぶしに窓から双眼鏡で近所を眺めていると、隣人が連続殺人犯ではないかと思えてきて、
友人らと真相を追求し、友人も家族も危険に曝されるというハラハラ・ドキドキのサスペンス映画。
この設定はヒッチコックの「裏窓(Rear Window)」を思い出させる。
「裏窓」では殺人犯の部屋に恋人が忍び込み、その様子をカメラの望遠レンズで主人公が追っていたが、
この現代版「裏窓」では、携帯電話・携帯電話のカメラ・超高感度のデジタルビデオ、それにインターネットで犯人の様子を追う。
スピード感もあって面白い映画ではあるけど、やはりどうしても「裏窓」と比較してしまう。
であれば、逆に「裏窓」のリメイクとして作ったらどうだっただろう?
やはりダメかな。
「
ディスタービア
」★★☆☆☆
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「ハイテンション」はフランスのスプラッター・ホラー映画。
フランスのこの種の映画は初めて観た。
監督はどんでん返しを狙ったのであろうが、この脚本は大変な矛盾を含んでいる。
制作側がこの矛盾だらけのストーリに気付かないわけが無い。
何故制作側は矛盾を無視したのだろうか?
どうにも矛盾だらけの映画なのだが、面白いことは面白いし、
どことなくフランスらしさも醸し出されている。
印象深い映画ではある。

「
ハイテンション
」★★★☆☆
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毎朝のエアロバイク+DVD映画鑑賞で、第一次世界大戦を背景とした映画を2本観た。
まずは、「
フライボーイズ
」。
トニー・ビル監督の2006年作品。
フランスの義勇軍として戦争に参加したアメリカの若者たちの物語。
映画が始まって、残り時間を確認したら2時間以上ある。
ヤバイと思った。
あの長いだけのクソ映画「
ライトスタッフ
」を思い出したからだ。
案の定、この映画もひどい映画だった。
ありきたりな退屈なシーンが延々と続くだけ。
典型的なゴミ・レベルのハリウッド映画です。
せめてもの救いは、その時代性もあったのだろうが、敵兵士同士の騎士道的振る舞いを映像として残したこと。
戦死した兵士たちは一人残らず無駄死にではないのだ。
どの国でも英雄である。
戦死した兵士が英雄扱いされないのは、この腐った日本だけだ。
んで、2本目は、フランスのジャン=ピエール・ジュネ監督の2004年の作品「
ロング・エンゲージメント
」。
この監督の「
アメリ
」が良かった。
なので、「
ロング・エンゲージメント
」も期待して観た。
で、この映画はってぇーと、
とても良かった。
この映画は良い。
私の好みの一つだ。
全てのシーンが丁寧に作られていて、戦争シーンも主人公のシーンも実に丁寧に撮られている。
戦争の残酷さ血なまぐさい表現、「アメリ」ゆずりのコミカルな表現、覚えきれないほどの固有名詞が登場するミステリアルなストーリ、等々。
カメラワークも良い。
映画の面白さを凝縮した映画である。
今回からオレの評点を5点満点で付けてみようかな:
「
フライボーイズ
」:★☆☆☆☆
「
ロング・エンゲージメント
」:★★★★☆
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「ロード・オブ・ザ・リング」。
何なんですか、これは?
7年くらい前に、シリコンヴァレーで働くアメリカの友人(女性)が「絶対お薦めっ!!」って、
ヤに張り切ってたのを思い出してDVDを借りて見始めました。
すみません・・・
挫折です。
アホくさくてとても観てられません。
それでも1時間は観ました。
こりゃヤバイかも、と感じましたが、頑張って1時間観ました。
オレ、頑張りましたよ。
込上げる怒りに歯を食いしばって耐えながら、頑張って見続けました。
でも、リモコンの停止ボタンを押してスト~ップ。
とても最後まで耐えることができません。
何なんですか、これは?
レンタル代返してもらいたいです。
以上っ!
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宮崎駿監督のアニメーションは「風の谷のナウシカ」以来たまぁ~に観るようにしていた。
先週は「千と千尋の神隠し」を観た。
今頃になって観たの?と言われそうだが、要は宮崎駿作品はこれまでも私にとっては面白くも何ともないので躊躇していたのだ。
それでも「仕方ない。観てみるか。」と、「千と千尋の神隠し」のDVDをイヤイヤ借りて鑑賞することにした。
んで感想。
あの~、なんでこんなつまらんアニメーションがウケるのでしょーか?でも世間でこれだけ評価されるのだから、私の感性がズレ過ぎているのだと思う。
宮崎駿アニメーションのどこが素敵なのかどなたか教えてください。
なんっつても聴く耳持たねーだろーけどね。
でも、ここで思い出したことがあります。
それはディズニーランド。
米国駐在時に付き合いでアナハイムのディズニーランドにしょっちゅう出かけてたんだけど、私は全く面白くも何ともなかった。
幼い子供はともかく、大人も楽しめるなんてウソだと思っていた。
しかし、私のようにディズニーランドがつまらんというヤツよりも、
ディズニーランドは楽しいと思う人の方が圧倒的に多いようだ。
ここでも私は感性が思いっきりズレているようです。
ディズニーランドのどこが素敵なのかどなたか教えてください。
なんっつても聴く耳持たねーだろーけどね。
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先日の「
デス・プルーフ」があまりにも良かったので、タランティーノが脚本を書いたロドリゲスの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」をまた観た。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」、なんで日本語のタイトル付けなかったんだろうね。
まだ観ていない人のためにあらすじを書くことはできないんだけど、
タランティーノ+ロドリゲスだから、これもやっぱりイカれた映画だ。
でも私好みの映画なので、今回も観終わってアタマに来ることは無かった。
おそらく3度目の鑑賞だったと思うけど、相変わらず楽しむことができた。
この映画は前半と後半のモティーフが全く異なる。
一旦ぶっちぎって、一本で二本立てみたいな映画だ。
ヒッチコックの「
サイコ」

も前半と後半で全然違う展開になる。
「サイコ」は逃亡劇のサスペンスかと思えばホラーだもんね。
もしかしてタランティーノらは「サイコ」もヒントにしたのかなぁ。
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最近DVDで観た傑作映画は「デス・プルーフ in グラインドハウス」。
私が好きなイカれた監督タランティーノのイカれた映画だ。
2007年作品なのだが、初っぱなの出だしで「ん!?、70年代だっけ?」と思わせるような痛んだフィルムの雰囲気。
前半の約40分は、女の子たちのおしゃべりがダラダラ続くだけ。
何の映画かわからない。
ウンザリするほどのおしゃべりシーン。
でもこの酒場の雰囲気がいい。
だが、この映画の醍醐味は、この前半約40分からは想像もできない超ド派手なカー・アクションなのだ。
イカれたB級(風)映画が好きな人にはお薦めの傑作映画です。
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相変わらず毎朝5時に起きて、DVDで映画を見ながらエアロバイクを40~60分間こいでいる。
「
オープン・ウォーター」

。
若いカップルがダイビングで海に取り残されてしまうという映画。
実際にあった話を基にしているらしい。
なかなか面白かった。
素人ビデオのような映像だ。
なのに、あるいはそれが臨場感を醸し出している。
話のスジは完全に読めてしまうが、映像造りが巧いので飽きない。
最初は「なんとかなるさ」と楽観的な2人も、どうすることもできない恐怖に襲われる。
必見の映画ではないが、観て損は無いと思うよ。
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アホ臭いロボット映画。
幼児向き(だけどPG-13指定「13歳未満の鑑賞には保護者の同伴を推奨」)。
2時間24分の長編映画なのに、あまりにも退屈でとても連続して観ることができなくて、結局3日間かけて観た。
脚本も雑。
真っ昼間のカーチェイスがいつの間にか夜のシーンになっているし、
意味の無いシーンが多いし、
だいたい、なんで地球外生物が「アメリカ人気質」なんだよ!?
\(^o^)/
やはりエイリアンものは恐怖を全面に出さないとつまんない。
映画としては劣悪の部類だが、特撮はもの凄い。
ここまでコンピュータ・グラフィクス映画が進化すると、想像できることはもう何でも映像化できるね。

愛用の腕時計。
Jaeger-LeCoultre Master Géographique(ジャガー・ルクルト マスター・ジオグラフィーク)。
メカは好きだ。
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タイ映画です。
「マッハ!!!!!!!!」(英題:Ong Bak: Muay Thai Warrior)の製作陣で作られたというCGやトリック無しのアクション映画です。
邦題は「7人のマッハ!!!!!!!」だけど、英題は「Born to Fight」です。
アクション・シーンは当然ハンパじゃありません。
多分撮影中に怪我人続出だったと思います。
死んだヤツもいるかもしれません。
ただ、アクションをスローモーションで流すシーンが多く、これは逆に素晴らしいアクションを台無しにしています。
スローモーションでなければぶったまげの連続です。
ストーリーはバカらしいです。
クメール・ルージュを彷彿とさせる武装集団が村を襲撃し、
しかし、村人たちと慰問に訪れていたスポーツ選手たちが奮起して武装集団と戦うというストーリー。
本当にバカらしくて笑っちまいます。
映画ファン一般にお勧めできるものではありませんが、
アクション映画好きとタイ好きはゼッタイに観るべきです。
それと、もう一つ大切なこと。
この映画は現在の軟弱日本人としては学ぶべきことがあります。
村人とスポーツ選手が武装集団と戦うきっかけとなったのが、
毎朝放送されるタイ王国の国歌なんです。
ラジオから流れるこの国歌を聴いていた人たちが「そうだ!タイ王国のために命を捨ててでも戦うんだっ!!」となるんです。
今の腐りきった日本ではまず作ることのできない映画です。
んで、そのタイの国歌、日本語訳はこうなるそうです:
タイ国は国民であるタイ人の血と肉でできている
タイの領土全土は総て存続する
タイ人は純粋であるから調和を愛し 平和を愛す
しかし、戦争となっても恐れはしない
(タイの)独立は誰にも犯せない
(戦時にはタイ人が)一滴の血をも残さず捧げるであろう
タイ人が国を勝ち抜き再びの勝利が得られるまで
万歳!
(Wikisourceから引用)
「7人のマッハ!!!!!!!」は、まさに国歌をテーマにして作った映画だと思いましたね。

以前、タイ人の女の子がこんなこと言ってました:
「テレビで放送してたんだけど、『自分は不幸と思うか?』のアンケートがあって、
アメリカや日本はワースト5に入っていたよ。
タイは100位くらいだったんだ。
わたしはこの国に生まれて本当によかったよ。」
チャイヨー!!
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この映画を含めて大東亜戦争の映画を批判することは不謹慎と思うが、しかし、それでもあえて批判すべき映画である。
つまり、つまらない。
台本も役者の演技もつまらない。
映画そのものが不謹慎である。
何を描こうとしているのかさっぱりわからん。
左翼的な大東亜戦争否定の自虐的映画ではない。
日本海軍兵士を讃えその英霊を祀る映画でもない。
戦争の悲惨さを訴える映画にも感じられない。
仲代達矢は60年間、ぼーっと中空を見つめて生きてきたというのか!?
何を見せたいのかさっぱりわからない映画だった。
エアロバイク漕ぎながらの時間つぶしににさえ、時間がもったいない映画だった。

鮪と志太泉で機嫌をなおす。
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