晴好雨奇の写真日記




Olympus-Pen EED, Konica 現場監督, Kyocera T-Proof, Yashica T4,
Minolta TC-1, Contax T, Contax T2, Contax T3, Ricoh GR1s,
Konica Hexar, Contax G1, Contax G2, Leica M3, Leica M4, Leica M6,
Asahiflex IIB, Nikomat FTn, Nikon F, Nikon F2, Nikon F3, Contax RX, Contax RTSII, Contax RTSIII,
Hasselblad 503cx, Hasselblad 903swc, Fuji GS645S Professional, Mamiya 7II, Fuji GSW690II Professional,
Ebony SV45TE, Linhof Master Technika,
Polaroid 690SLR,
Fuji Fine Pix F10, Fuji FinePix F30, Panasonic Lumix FX35,
Ricoh Caplio G3, Ricoh GR Digital II, Ricoh GR Digital III, Ricoh GR Digital IV,
Sony RX100,
Sigma DP1x, Sigma DP2, Sigma DP2x, Sigma DP1 Merrill, Sigma DP2 Merrill, Sigma DP3 Merrill,
Ricoh GXR, Ricoh GR, Fuji X-Pro1, Fuji X-T1, Fuji X-M1
Nikon D200-IR,
Canon EOS 5D Mark II, Sony A7R




2008/01/28: 最後のアメリカ大陸の旅、1997年夏

旅は一人旅に限る。

特に撮影旅行は一人の方が他人に気兼ねすること無く自由に行動できる。
連れが写真に興味がない場合だけではなく、写真仲間同士でも撮影は一人の方が気楽でいい。


1992年に初めて体験したアメリカ大陸の大自然に魅了された私は、その後も日本に帰国後もアメリカ大陸の旅に何度か出かけていた。

しかし、いつも旅仲間と連れ立って行動していたのである。




1997年の夏、当時東南アジアのタイにハマり始めた時期だったが、この夏休みは一人でお気楽なアメリカ大陸を旅することを決め、
リンホフハッセルブラッドパノラマカメラ等、写真機材一式をカメラバッグに詰めてアメリカに向けて飛び立った。



Los Angeles空港でVolvo V70を借り、昔住んでいたコンドミニアムに近いモーテルに宿を取り、その晩は懐かしい友人たちと大いに盛り上がった。

この旅には「10日後にはモーテルに戻ってくる」という日程計画しか無く、
その10日間でグランド・サークルと呼ばれているアメリカ西南部の国立公園やモニュメントを可能な限り多く巡り、
フィルムを残すこと無く写真を撮ってくるのが旅の目標だ。
もちろん宿は予約していないので、車の運転に疲れたら近くの街でモーテルを探す。



%%http://maps.google.co.jp/maps?q=36.066862,-114.038085+()&hl=ja&ie=UTF8&z=6.5%%36.066862%%-114.038085%%6.5%%0%%0

この記事を書くにあたり、当時のメモ帳を探したが見つからない。
後日メモ帳を発見したら、詳細かつ正しい記事に改めようと思う。


「10日後に戻ってくるよ」とモーテルのオバさんに言い残して、早朝Los Angelesを出発。

インターステイツ、つまり州間道路、その15号線をひたすら走る。
以前ブラックジャックにハマったLas Vegasにも目もくれずに走る。

この日700km弱をドライブして、夕方St. Georgeに到着しモーテルを探して泊ることにした。

夜、St. Georgeの街を車で走りレストランを探す。
一人旅は撮影には最高なのだが、旅先での夕食が一人ではなんとも寂しい。

夕食後、モーテルのオヤジに、この先訪れたい場所を示してどのルートが適切かを相談した。



翌日早朝Zionに向けて出発。
ZionからBryce Canyonを廻り、Bryce Canyon近くのモーテルに泊まった。


翌日、12号線をBryceからCapitol Reefに行く途中、
途中でふと横道に入りしばらく走ったところで、車がぬかるみにハマって動けなくなった。

仕方なく、買ったばかりのGitzoの高価なカーボン・ファイバーの三脚をタイヤの下に入れたりしたが、どうしてもぬかるみから脱出できない。

車が来ない。そもそもアメリカの田舎道は車なんか走ってない。
辺りは恐ろしく静かで太陽が熱くなってきた。

私も車も泥だらけになって途方に暮れているところにようやく一台のジープがやってきた。
年配の夫婦が乗っている。
ジープに向かって手を振り「止まってくれ!」と叫ぶが、奥さんが旦那さんに「止めちゃダメッ!」と怒鳴っている。
私が強盗でもしかねないと誤解しているのだろう。

それでも旦那さんが車から降りてきて「どうしたんだ?」と声をかけてくれた。
だが、牽引ロープも携帯電話も持ってないと言うので、「次の街に付いたらトリプルA(日本でいうJAF)に電話してくれ。」と頼んでおいた。

しかし、その人をあてにしてトリプルAの救助隊の到着を待っているわけにもいかないし、どうせ来やしないだろう。


周辺の草木を拾い集めてタイヤの下に敷き車を少しずつ動かす、
という作業を何十回もやっているうちにどうにかこうにかぬかるみから脱出できた。

その時の嬉しかったことといったら、まさに狂喜!
「やったやったやったやったやったやった!!ざまぁみやがれってんだ!!」と一人で雄叫びまくってた。

次の街で泥だらけのVolvoと私は注目を浴びていた。




その後、Capitol Reefから、ArchesCanyonlandsに向かった。
Archesは私が大好きな場所なので近くの街Moabに3泊して写真を撮った。


この先、何処に泊まったのか、どう走ったのか、記憶が定かではない。
以下は「たぶん」である。


その後、おそらくMoabからコロラド州に入ってMesa Verdeに行った。

Mesa Verdeから4州が交わる十字点Four Cornersを見学。
比較的直線で区切られている各州だが十字で交わるのは、実はネヴァタ州・ユタ州・コロラド州・アリゾナ州の交差点だけなのだ(上記地図参照)。


Four Cornersから、Goosenecks State Parkに行ってパノラマ撮影。
そこからアリゾナ州に入ってMonument Valleyを回り、Canyon de Chellyに行った。
Canyon de Chellyでは、リンホフを担いで谷を降り、Ansel Adamsの写真で有名な遺跡を同じアングルで撮影した。


州間道路40号線に出て化石の森Petrified Forestを再訪問。
ここはかつての森林が化石となった国立公園。
地味(?)だが大変興味深い。

Petrified Forestから40号線をひたすら西に走り、Flagstaffを通り越し、Grand Canyonの南口ゲートの先、真南にある街Williamsのモーテルに泊まった。

早朝Williamsを出てGrand Canyonに向かう。
Grand Canyonは、その後自家用車の入場制限が厳しくなったと耳にしたが実際のところどうなのだろうか?

Williamsのモーテルの近くの過去に何度か訪れたステーキ・レストランで唐辛子を入りのチリ・ビールとステーキを楽しむ。

これが旅の最後の晩餐だった。



翌日早朝Williamsを出発し、再びインターステイツ40号線をひたすら西に走る。
Barstowで15号線に合流し、あとはLos Angelesに向かってまっしぐら。

Williamsから約750kmを運転して夕方Los Angeles郊外のモーテルに到着。


その晩、友人の店で飲んだビールが最高に美味かった。




1997_summer_02

州間道路15号線。
時速75mile(時速120km)で州間道路を走る。
右手にLica M6を持ち、ファインダーで構図を決めて撮っている。
広大な景色のため速度感覚が麻痺した危険な行為だ。





この旅以降、私は車の運転をしたことが無い。日本でも運転したことが無い。
アメリカにもそれから出かけていない。

現時点でこの1997年が最後のアメリカ大陸の旅となっている。


もう一度出かけたい旅だが、やはりもっと時間が欲しい。

一つの国立公園で2-3日過ごしたいし、移動中も街に立ち寄って寂れた食堂でフレンチフライとバーボンでのんびりしたいものだ。


それと、この記事のはじめに「旅は一人旅に限る」と言い切ったが、今思い出すと一人では危険な場面に何度か出くわした。

旅先での夕食を楽しむためにも、次回は道連れがいた方が良いかもしれない。
(この数年、腰痛がなかなか治らないこともあって弱気になっている、笑)




ちなみに上記の地図と同じ縮尺で日本を表示するとこうなる:

%%http://maps.google.co.jp/maps?q=37.544577,136.823730+()&hl=ja&ie=UTF8&z=6.5%%37.544577%%136.823730%%6.5%%0%%0


唖然としてしまうだろう。

やはり、アメリカは、大陸は、広い・・・



アメリカに旅行するならディズニーランドやショッピングのパッケージツアーではなく、
経験すべきは州間ドライブと大自然だ。

それ無しにアメリカへの旅行は意味が無いと断言できる。








日常写真ランキング ←応援よろしくお願いします!
  1. 旅行/海外旅行記 |
  2. この記事へのリンク|
  3. 旅行記
  4. | トラックバック:0
  5. | コメント:0

コメント

<<IEでGoogle Mapが表示されない!? | ホーム | 腰痛が治らない>>

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://khonruai.blog97.fc2.com/tb.php/387-fe6bd947
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Khon_Ruai


管理者:Khon_Ruai

私のアイデンティティは写真作家。
私の写真は白黒銀塩が本流ですが、
このブログではデジカメ画像を中心に日々を記録していきます。

昭和36年7月生まれ。
東京都区内在住


アメリカン・エキスプレス


カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


カテゴリー


今日の月


ClustrMaps

Locations of visitors to this page


since 2007/04/17


最新の記事


ベストセラー


月別アーカイブ