晴好雨奇の写真日記




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2008/10/21: 朝霧のプレア・ヴィヘア

ここのところ話題のカンボジアとタイの国境の遺跡「プレア・ヴィヘア」訪問の想い出。

2005年5月12日朝6:00に出発。
途中、ベン・メリアとコーケー遺跡を回った。
この日はプレア・ヴィヘア遺跡の長い階段の入り口の集落に泊まった。
13日朝6:00から遺跡の撮影を始め、10:30に下山。
13日15:00頃に両国の軍隊の緊張が高まり国境が閉鎖された。


以下、当時のブログからの抜粋です:




いよいよコーケーからプレア・ヴィヘアに向けて出発。

プレア・ヴィヘアはタイとの国境の山の頂上に建てられた大規模遺跡だ。
今回の旅行のメイン・イヴェントの一つだった。

ガイドブック「地球の歩き方」には:

ここはカンボジア領だが、カンボジア側の道路整備が進んでおらず、またカンボジア側の治安も悪い。そのため、暫定的に遺跡見学に限り、タイ側からビザなしで訪れることができる
「地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア '05~'06」より引用


と書かれている。

道が良くなったとは言われているが、それでもやはりカンボジア側からのプレア・ヴィヘア行きは大変だった。



途中で寄ったガソリン屋で訊いたところ、
プレアヴィヘア州の町にはいくかのゲストハウスがあると言うので、その町(名前を忘れた)に向かった。

行ってみると小さな町だが、たしかにゲストハウスもある。

しかし、「やはりこのままプレアヴィヘアに行き、確か遺跡の入口の集落にゲストハウスがあるはずなので、そこに泊まった方がいい。」とハンが言う。

工事中の新しい道路を進むが、所々ぬかるみで乗用車にとっては大変な悪路になっている。
悪路を進む様子をデジカメのムービーで撮影。
深い穴や土の山を乗用車で抜けるために、度々ハンが歩きながら車を誘導した。

しかし、この道が完成すればプレア・ヴィヘアへの旅は楽になるだろう。



17:00過ぎにようやくプレア・ヴィヘアの崖のふもとの村に到着。

村の入り口で聞いたところ、プレア・ヴィヘアに車で行くのは不可能、とのこと。
また、「遺跡入り口のゲストハウスは現在まだ工事中だが、泊まれる部屋があるはずだ。」と教えてくれた。

この村にカムリを置いて、バイク3台に分乗してプレア・ヴィヘアに向かうことになった。
カメラバッグをハンが、三脚をブンナが持ってくれた。

急勾配の坂をエンジンのパワーの限界でヨタヨタと上る。
あちこちに「地雷標識」が立てられている。

途中からは山の中に入り、木々の枝をを避けながら道無き道を走った。
「地雷は大丈夫なのか?」と緊張するが、私の心配を吹っ飛ばす勢いでバイクは山の中を走り抜けた。

15分ほどバイクで走って、プレア・ヴィヘア遺跡の入り口の集落に到着。
昼過ぎに訪れた町に泊まらなくて良かった。
ハンの判断が正しかった。

建築中のゲストハウスだが、我々は最初の客として泊まることができた。
ゲストハウスと言ってもただの簡易宿泊所。
土産物屋や食堂が集まった集落の一部だ。

真っ暗な食堂で夕飯を食うことになったが、食欲が無いのでビールだけ飲んだ。
自家発電でようやく蛍光灯が灯る。
カンボジアの映画(クメールルージュをテーマにしたもの)のVCDを食堂のオヤジがかけて、
それを観に続々と近所の人々が集まってきた。
興味深い映画では合ったが、映像と音声が稚拙だった。

何もやることが無いので、21時頃寝ることにした。
寝る前に小便をしようとしたら、屋外の便所は電灯も点かず、懐中電灯片手に済まさなければならない。

シャワーも無く、ベンメリアとコーケーでかいた汗で体中ベトベトのグチョグチョ状態のまま床につくことになった。

ゲストハウスの工事の音で眠ることなどとてもできない。
結局深夜まで、金槌の音が絶えなかった。
しかもビニール製のマットが寝返りを打つたびにキュッキュッと音が鳴って気に障る。

これまで経験したことの無い不快な就寝となった。





翌日13日、5時に目が覚める。というかほとんど寝られなかった。
ハンもブンナも不快で寝られなかったと言っていた。

外へ出てみると濃霧で何も見えない。

女性が朝ごはんの支度をしている。
かまどに乗せられた鍋から蒸気が噴出している。

雨水を溜めた虫だらけのバケツにタオルを突っ込んで、そのタオルで体を拭き、顔を洗い、ハミガキの口を濯いだ。

06:00過ぎにみんなでプレア・ヴィヘアの石段を登り始めた。


あちこちに「地雷標識」が立てられている。

既に開店していた飲み物屋でタイの栄養ドリンクM-150を皆で飲む。

ハンもバカ重いカメラバッグに辟易したようで、この飲み物屋の若者をガイドとして雇い、カメラバッグを背負ってもらうことにした。

霧がなかなか晴れず、写真撮影が思うようにいかない。
写真を抜きにすれば、早朝の霧と遺跡がうまく合っていて、実に気持ちのいい風景が眼前に広がっている。

遺跡からはタイ側のプレア・ヴィヘアへの道路が見える。
きれいに舗装された道路だ。
昨日の、そして本日これからのカンボジアの悪路がウソのようなすばらしい道路だ。
カンボジアとタイの国力の物凄い差がよくわかる風景だった。

石段をやっとの思いで登りきり、遺跡を見学し終わると、その後ろに更に石段が続いている。

最後の遺跡の後ろ、つまり我々が上ってきたカンボジア側の断崖の先は、濃霧で何も見えない。

遺跡には我々3人しかいない。





3時間強の撮影を終えて、飲み物屋に戻ってきた。
「プレア・ヴィヘア撮影隊一行」として飲み物屋の若者を入れ、デジカメで記念写真を撮った。

国境のタイ側から何名かの観光客が入ってきた。

宿泊所に戻り下山の準備をする。


国境上でタイの兵士が建物を作っており、土嚢を積んでいた。
カンボジアの国境警備兵がタイの兵隊の動きを警戒していた。
私も緊迫した雰囲気を感じる。
ハンもカンボジア兵も「ヤバい」と言う。


10:30に昨夕のバイク3人組が迎えに来てくれた。






081019_pv_001

(Hasselblad 503cx, Carl Zeiss Sonnar 180mm F4, Kodak T-Max 100)

その日の午後3時、両軍の緊張が高まり国境が閉鎖された。

シェムリアップには17時過ぎに着いた。


途中で、デジカメの写真を格納したハードディスクが入ったバックパックを麓の村に置き忘れてきたことに気がついた。










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